さてさて、笛吹川での渓流釣りも今日を入れて4日になった。
朝から川に立ちたいのだが、実はそうはいかないんだなコレが・・・先週の土曜日も仕事、勿論今週も仕事だったので朝は川に行けないのである。
元請けの社長に、是非とも「来年の9月の土曜日は全て休みにして!」と要請したいなぁ〜
が、そんなことが言える立場でもないし、もし言ったら「勝手に休んでいいぞ、そのまま永遠に休暇を取れ!」と言われそうなので、取り敢えず来期のカレンダーが配布されるまではこの胸に秘めておこう、と思う。
そんな思いを胸に今日は朝から頑張って仕事をし、なんとか早く終わって川に行こうと、努力した。
努力の甲斐?あって、3時には笛吹川に行くことが出来た。
この努力を少しでも他のことに費やすことが出来たら?ウチの生活も安定しているかも知れないのであるが、それは到底無理である。
渓流釣り以外に努力の二文字は我が辞書には無い。と言うよりも辞書がない・・・。
前置きはこの位にしておこう。
今日は、川に出掛ける前に息子に応援された。
「父ちゃん、デカい魚釣ってきて!見せて〜頑張れ〜〜〜〜」
「ヨッシャァ〜、待ってろよ!」
生まれて初めて川に活かし缶(鮎釣りで使う、プラスチック製のヤツ)を持っていったのである。
元気の良い尺を超える渓流魚を入れ、我が息子に自慢するために・・・。
気合いだけは十二分だ、川に着き早速支度を済ませ降りていく。
水量は多め、釣り人は上流に1人、大物狙いの場所は空いていたのである。
竿を出し、仕掛けを付け、少し大きめのオモリで底をとる。
クックッと僅かに揺れる目印、すかさずアワセる、走る、走る、ヤバい!!
糸は0.4号のナイロンだ。
実は先日の釣行でフロロの糸を切らしてしまい、仕方なくナイロン糸の仕掛けを持って来ていたので、強度に少々の心配があり、もの凄く慎重にならなければならなかったのである。
足場を見定め移動しながら竿を立て、なんとか溜めに入ることが出来てからどの位の時が経ったのであろう、川岸まで2メートル程まで近づいてくる。
これ以上寄らない・・・又走られた・・・・。
ナイロンの糸も以外に強いと感じたが、それ以上にG社の本流竿の性能の賜であろう、最後にはコッチに軍配が上がったのである。
写真を撮ろうとベストの内ポケットを探すがカメラが無い、やってもうた・・・。
元気の良い尺アマゴのオスはこの時はカメラに収める事が出来なかったが、今日は生きたまま持ち帰れるので、洗濯の網(釣り道具のページに掲載)で作った魚籠?に入れて置いた。
その後、数匹のアマゴの挨拶を受けたが大物は出ない。
狙いを変更し、石の裏にいるであろうイワナを狙うと、なんと一発目で尺上が掛かった。
アマゴほどでは無いにしろ、十分な引きを堪能させてくれた。
それからは全くあたり無し、ポツポツと雨も降り出したので納竿となった。
家に戻ると玄関から飛び出して来た息子に
「デッカいの釣れたぞぉ〜、生きてるぞ〜見てみるか!!」
久しぶりに生きた渓流魚をこの手にした?息子は大満足であった。それ以上に親父は大満足であったこととは言うまで無い。
それから息子と懐中電灯を持ち、釣った場所よりは下流であるが川に魚を戻しに行った。
素手で魚を触っているのでヤケドはしただろうが、多分生きていてくれるであろう、イワナは卵が入っていた様子だったので、尺を超える魚の遺伝子を増やしてくれると嬉しいと思った。
息子も「バイバイ、又ね〜」と笛吹に帰る渓流魚に挨拶をしていた。きっと次は俺が釣るぞ!と心の中で思ったのだろう。
笛吹川にも厳つい顔をしたアマゴがいる。
残り3日でコイツの様なヤツに会えるだろうか?それとも来年になるだろうか・・・。
いずれにしても居ることは間違いないし、これから先も似非釣り師を楽しませてくれる事だろう。
息子が将来、渓流釣りを趣味として持つかどうかは判らないし、無理に誘うつもりもないが、親になり子を持った時に思い出して欲しいものである。
俺の親父は綺麗な魚を釣ってきたことを・・・・。
息子と手をつなぎ家に戻り「明日も行くぞ〜」と2人で騒いでいたのだが、水をさされた。
「あんた!明日は地区の河川清掃だから釣りはダメだよ!!」
「えっ!?」シッシマッタ〜、忘れていた。
春と秋の2回、地区に流れる小さい川(昔なら小川かな?)を清掃するのであるが、当家は組長であり、尚かつ役員でもあることから必ず夫婦で参加する事になっている。
会社の土曜出勤といい、地区の行事といい、この大事な時に何故に集中するのであろうか?
あ〜あ、明日も朝は釣りに行けないな・・・。
そんなんで早寝をする必要が無くなり、珍しく夜(ただ今11時前)に釣行記を更新しています。
でも、明日の夕方は必ず行くぞぉ〜〜
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