今週頭に各地に被害をもたらした台風16号で、久しぶりに笛吹川は増水し水況としては最高の状態である。 そんな中、翡翠会のカワセミさんが早朝からやってきた。 カワセミさんは、様々な事情から7月8月と釣りから離れなければならなくなり、久しぶりに竿を出す場所を笛吹川に選んだのである。 6月に笛吹でご一緒させて頂いた時は、川の状態は濁りは強く水位も高く、イマイチの状態であった。 朝4時に起き、ボケーっとしているとカワセミさんがやってきた。 前回もそうであるが、時間には正確! とういうか、予定の時刻より早いのである。釣り師の、いや、人間として鏡である。 情けないかな似非釣り師モンキチ、カワセミさんに部屋に上がって頂き、夜が明けるまでの間に余裕で朝飯を食べたり顔を洗うなんて行動をしていた。 そうこうしているうちに空は少しずつ白くなり始めてきたので、いよいよ行動開始! 家で着替え、我が愛車オンボロギーニに乗り込み向かうは笛吹川本流域。 場所は前日から電話で決めていた場所なのだが、このポイントは近くに車を駐める場所はなく、結果あまり釣り人が入らない場所である。 その上、畑の中を歩いていく為、収穫時期は下手をすると果実泥棒と間違えられる可能性もある。 さてさて、前置きが長くなったがポイントへ到着! 「おおっ、いい感じだ!」 川の状態からいって、なにやら大物が出そうな感じである。 果たして、吉と出るか凶と出るのか・・・? 少し離れてカワセミさんはトロ場、モンキチは瀬を狙う。 数回流した時、コッっとアタリが出る。 すかざず合わせると、7寸の元気の良いアマゴ、9月に入り薄っらと婚姻色が出始めている綺麗なアマゴ。 「ボウズは逃れた〜〜」 ふとカワセミさんの方を見ると、大物とは言えないにしろ釣れているようだ。 その後、2時間は粘ったであろうか? 7〜8寸程度のアマゴは出るが、目標としているサイズは顔を見せなかったために場所を移動。 出そうな雰囲気はあるし、アタリもあったがこの場所では笛吹は微笑むことは無かったのである。 気を取り直し、移った場所で支度を整え竿を出す。 ほんの数分、下流にいるカワセミさんの竿が曲がった。 「デカイゾ!!、尺超えたか〜」 と、遠巻きに見ていた私は思ったのだが・・・。 サイズは9寸少々、残念ながら尺には届かなかったのである。 しかし、顔つきは鋭くとても綺麗なアマゴだった。 笛吹川では他の一級と呼ばれる河川と違い、大物と言われる尺越えはあまり育たないと川だと地元似非釣り師は考えている。 水量、水質、餌の量、どれをとっても決して胸を張って自慢できる川ではない。 そんな川での9寸のアマゴは、十二分に胸を張って良い釣果だと思う。 写真は翡翠会HPの釣行日記で掲載されると思いますので見て下さい。 その後もう一カ所で竿を出したが、笛吹川に生きるの渓魚の顔を拝むことは出来ずに川を後にした。 カワセミさん、本日は早朝からご苦労様でした。 お付き合いありがとうございました。 渓流釣りものこすところ僅かです、お互いに時間の許す限り渓流釣りを楽しみ、あわよくば大物をこの手に! |
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