今朝の天気予報だと、昼過ぎから雨が降るということだった。 この頃、本流で釣りをしていない私は 「おっしゃ〜、今日は仕事頑張って早く終わらせるぞ!」と朝飯を食いながら言った。 カミさんから返って来た言葉は 「ふぅ〜ん・・・・」 結婚して早11年と数ヶ月、カミさんも親父の行動を読むようになった。 内心「釣りの気にばかりなっていやがって・・・バカ親父」と思っているのであろう。 だから返って来た言葉が「ふぅ〜ん・・・・」なのである。 さて、天気予報もチョッピリだが当たり、昼過ぎから所によっては雨がポツポツあたってきたが 家に帰る頃には雨も上がり、曇り空になっていた。 「もう少し気合いを入れて降って貰わんと、川の水が増えねぇ〜じゃん」 と、心の中で呟いたが、気持ちは既に川に立っているのである。 で、今日は解禁当初大騒ぎだった場所(3月1日釣行記参照)へ向かったのである 実は、成魚放流された魚達もほとんど釣られてしまい、そろそろヒレがピンとした渓魚の顔が見れるのでは?と淡い期待を持ったからである。 ついでにもう一つ加えるとすれば、この頃暖かいので瀬で餌を追い始める頃だろうし、確認のためにも魚影の濃い場所を選んだのである。 それでも堰堤で最初に竿を出してしまう・・・悲しいかな釣り師の性である。 一当たりもなく、半信半疑(偉そうな事を書いてる割には腕に自信がない)で、瀬のような瀬じゃないような?場所へ移動した。 ようするに、写真にある流れの速い場所であり、幾つもの流れがあり、ポイントも何カ所かあるような場所である。 水深は深い場所で7、80pで浅いところで20p位なのだが、私はいわゆる大場所よりは、この様な場所を好む傾向にある。 本流釣りを本格的に始めたのが去年の夏なので、渓流釣りのスタイルをそのまま引きずっている感じなのである。 早い話、本流釣り師とは言えず、本流で渓流釣りをやっているようなものである。 写真をみて本当に本流か?などと思われても仕方がないが、間違いなくこの辺りで40pオーバーが釣れているし、梅雨に入れば写真の豆腐石も隠れてしまう場所なのだ。 「こういう場所でアマゴが釣れれば時期が来た!って思うのにな〜」 と、心のなかで思いながら、第一投目! スゥ〜、ピクッと目印が止まる。 ん!?、コッコッっと仕掛け、竿を通して手に伝わった。 思わずアワセたが、既に遅し・・・どうも感が鈍っているらしい。 餌を確かめると、ピンチョロが2つに折れていた。 元々腕など無いが、それ以上にアワセが遅いらしい、手元にコッコッときてからではこの様な場所で渓流魚を釣り上げる事は難しいのである。 「う〜ん、困った」 困ったって仕方が無いのである、下手くそなだけなのである。 で、しつこく同じ場所へもう一回! スゥ〜、ピクッと目印が止まる、すぐさまアワセる。 き、キタァ〜 7寸ほどのアマゴであるが、綺麗なヒレピンである。 これを境に感覚を取り戻した。 写真の場所で、同サイズを5尾、移動して4尾のアマゴを釣ることが出来た。 決して大物とは言えないし、人様に自慢できるような魚ではないかも知れないが、何よりも嬉しいのが、思った場所で、思った通りの釣りが出来る時期になったと思う。 大物を狙って釣れる腕はないし、数もそれ程多くは無い。 でも、狙った場所でアタリが出た時の感覚は渓流釣りをやっていて良かったな〜、と思うし、凄く嬉しいものである。 ヨシ!バシバシ釣るぞ! |
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